Japan's Nostalgic Rails
suze collection 国内篇

第4回 日立電鉄 '05・1

自分が住む関東には、今まで見落としていたローカル私鉄が結構多くあります。
銚子電鉄、小湊鉄道、茨城交通、上信電鉄など・・・
また、今はなき筑波鉄道、東武熊谷線なども含め、魅力あふれるローカル線は、
意外と近くにあるものだと気づきました。
今回ご紹介の日立電鉄は、太平洋沿いの工業地帯も通っているので、
しばらく安泰と思っていた矢先・・・廃止の報を聞きました。
取り急ぎ正月休みに現地に駆けつけ、最後の正月を撮影してきました。
現役の電車はすべて、営団地下鉄(現・東京メトロ)銀座線の元・2000系。
そんなことも、東京人にとって懐かしさを感じる電車です。

撮影日:'05 Jan.2
右写真:大橋―川中子にて


鮎川駅
鮎川駅は、JR常磐線と国道に挟まれ、ひっそりあります。 駅舎。簡素なローカル線らしい建物です。
職員さんの絵がある駅名表示板。 どの駅にも、ワンマン運転用にミラーがあります。


水木―大甕
冬の陽を浴び、大甕(おおみか)方面に走る電車。


大甕駅 構内
唯一、旧塗色の編成。しかし元・営団銀座線なのは他と同じ。 イベント電車「呑電日立号」。車内にはカウンターなどがある。
日立電鉄の出札口。 駅に掲示されていた「呑電日立号」の広告。


車内にて
かつて超ラッシュをこなした電車も、今は・・・ 扇風機に、営団の「Sマーク」が残っていました。
2213号の銘板。「日立に帰ってきた」、ということでしょうか。 地下鉄時代、駅直前で点灯した非常灯もそのままでした。


大橋―川中子
日立電鉄の「ハイライト」、大橋の陸橋にて。

大橋駅
古い農業倉庫の傍にある、ローカル色あふれる駅です。 ワンマン運転のため、客扱いに開く扉は限られます。


川中子
川中子駅を出て、鮎川方面に向かう電車。

常北太田駅
夕刻の常北太田駅。この奥に電車が数編成留置されている。

常北太田―小沢
里川橋梁にて。夕暮れ時、常北太田を背に鮎川に向かう。


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