ヨーロッパの屋根とも言われるアルプスを間近に望むこの国、風光明媚な観光地が多いことで知らない人はいないでしょう。
スイスの鉄道網は国鉄(SBB)以外に、登山鉄道を中心とした数多くの私鉄群が、比較的密なネットワークで観光地を結んでいます。
環境を守るために、あえて道路網を広げず鉄道交通を活用しているそうです。
美しい風景だけでなく、そこへいざなう鉄道にも、それに劣らない魅力がたっぷりあります。
ここではヨーロッパ未体験の人にも、写真などで多く紹介されよく知られる2つの名山…ユングフラウとマッターホルン…をめぐる鉄道の写真を紹介します。
共にパッケージツアーでの旅だったため、撮影できた列車に限りがあったことを、すばらしい風景に免じてお許しください。
ユングフラウをめぐる(Wengeralp-Bahn,und Jungfrau Bahn)
訪問時参加したパッケージツアーでの宿泊地は、インターラーケン(Interlaken)でした。
その際ユングフラウまで登山電車に乗る、オプショナルツアーに参加したのです。
インターラーケンからユングフラウまでは、3つの電車を乗り継ぎます。
まず、標高567mのInterlaken Ost駅から1034mのグリンデルワルドGrindelwaldまでは、ベルナー・オーバーランド鉄道(BOB)。
BOBはきちんと撮影できた写真が見つからなかったので、略させていただきました。(上の写真の左側の車両なのですが) m(__)m
そこからクライネシャディッグ(Kleine Scheidegg)まで、ヴェンゲルンアルプ鉄道(WAB)。ここでぐっと標高2061mまで高度を上げます。
最後にヨーロッパ最高地点(3454m)の鉄道駅、ユングフラウヨッホまで、岩盤をくりぬいたトンネルの急勾配をラックレールで登るユングフラウ鉄道(JB)。
運賃は高いですが、ユングフラウヨッホの氷河の風景など晴れた日の展望は、説明できないほどです。
但し、急に高度を上げるので、高山病には気をつけてください。
おまけ。インターラーケンオストの隣駅、ヴィルダースヴィル駅で車窓から見えたシーニゲプラッテ鉄道の車両の写真も載せました。
ゴルナーグラート鉄道とマッターホルン(Gornergrat-Bahn)