Japan's Nostalgic Rails
suze collection 国内篇

第5回 同和鉱業片上鉄道 '91・3

同和鉱業片上鉄道は、赤穂線西片上駅近くの片上駅を起点に、
山陽本線・和気駅を経由し、鉱山のある柵原駅を結んでいた
非電化・合計33.8kmの、貨物輸送を主な目的とした路線でした。
車両は、丸い前面が印象的なキハ702(旧・国鉄キハ07)をはじめとした
ディーゼルカーの他、多客時にはディーゼル機関車DD13が牽く
ブルーの客車列車(ホハフ2000形、他)も走っていました。

また、多くの駅舎が「とんがり屋根」をもつ統一された意匠でまとめられ、
どこか、おとぎの国を思わせる雰囲気が魅力的でした。

この鉄道は、平成3('91)年6月末をもって廃止されましたが、
車両はいまも動態保存されており、「柵原ふれあい鉱山公園」内で
月1回、車両が動いています。(詳細は、下記バナーからリンクしています。)

右写真:中山駅にて '91・3・31


片上駅
駅前広場もある、大きな駅でした。 駅構内。左からDD13、キハ702、キハ303
片上駅に到着した、DD13牽引の客車列車。 駅ホームにて。向こうの車両はキハ702。
キハ702の「横顔」 客車列車(ホハフ3000形)片上湾をバックに。

和気(わけ)駅
和気は、山陽本線との接続駅。やって来た車両は、同和鉱業小坂鉄道(秋田)から移籍のキハ802。

周匝(すさい)駅
この駅も、とんがり屋根の洒落た駅です。
廃止まであと3ヶ月。このためか、乗客で一杯のホーム。 素朴な手書きの駅名標。

周匝―美作飯岡(すさい-みまさかゆうか)
吉井川の橋梁を渡るキハ802。

美作飯岡(みまさかゆうか)駅
この駅も「とんがり屋根」の木造駅。残念ながら現存せず。
駅を発つキハ702。

柵原(やなはら)駅
廃止の日が近いためか、多数の乗客で賑わっていた。
出発前。本日は多客のため、キハ702とキハ312の2両編成。
正面2つ窓のキハ312。鉱山をバックに。

・このページを作成するにあたり、ウエブサイト「思い出の片上鉄道」を参考とさせていただきました。
末筆ながら、管理人様にお礼申し上げます。


TOPPAGE

CONTENTS