北海道ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線の早春風景
置戸―豊住にて
2006(平成18)年4月20日を最後に廃止となった、第三セクター「北海道ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線」(かつての国鉄池北線)の早春風景。
根室線・池田から石北線・北見まで140km・33駅を擁する、非電化の長大路線です。
1961(昭和36)年までは「網走本線」と呼ばれていただけあり、十勝・網走支庁境の池北峠を越えるのにもかかわらず、
比較的平坦でトンネルがなく、急なカーブも少ない線形です。
しかし線路に幅広い道路が並行し、その道路も渋滞がない快適な道。
全区間を併走するバスはないもののマイカーが多く、日に僅かしか走らない鉄道が不利なことは、残念ながら一目瞭然です。
沿線の駅はバラエティ豊か。簡易な停留所や秘境駅、新設駅や公共施設などと併設の新しい立派な駅も多く、
沿線の期待を受けていたと見えるのですが・・・
この度、1910年以来約100年近くもの歴史の幕を閉じました。
Hokkaido Chihoku Kogen(Highland) Railway,Japan
The history of rail since 1910 closed on 20 Apr.2006
(Photo:Okedo-Toyozumi,Hokkaido Japan, on 21Mar.2006)
扉写真の期間:'06.Apr.8〜May 7