ドイツ・ハイデルベルグのトラム(旧塗色時代)
前回に続き、ドイツのトラムです。
これを撮影したのは、初めてヨーロッパの地を踏んだ1986年。
ドイツが西と東に分かれていた時代です。
さて、昨今の「路面電車再評価」の流れからか、トラムのリニューアルが世界的に進行しているようです。
その結果、現役を引退した車両は、一部が予備車両などとして残る程度となり、この写真のような旧型のトラムは、ドイツでも数が減りつつあります。
現役として残ったものも、軽快な新塗色となったり、全面に派手な広告が施されるなど、以前の雰囲気は薄くなっています。
(ハイデルベルグの場合、旧車両の塗色などは現在、こんな感じになっているそうです。)
およそ20年前の、広告控えめ、地味かつ重厚なトラムの雰囲気を、この写真から感じていただければ幸いです。
HSB GT6
撮影:'86.Mar.
Verkehrsverbund Rhein-Neckar (VRN)
扉写真の期間:'05.Aug.6〜Sep.18