宮地岳線を走る西鉄旧型車両　西日本鉄道宮地岳線　宮地岳―西鉄福間にて

2007年3月末の日本国内３ヶ所のローカル線（鹿島鉄道・くりはら田園鉄道・西鉄宮地岳線の一部）廃止の中でも、
この西鉄宮地岳線・西鉄新宮―津屋崎間の区間廃止は、その事情が異色だったといえましょう。
（貝塚―西鉄新宮間の残存部分は「貝塚線」に改称）
沿線人口・住宅は比較的多く、福岡市への通勤圏。しかも列車本数も頻繁だったにも関わらず廃止となったことに、
疑問を持つ人も少なくなかったと思います。しかし実際は、JR鹿児島本線が近くを走っているため、
より速く福岡市中心部へ直行できるJR利用が主となっていた、という事情があったようです。
投資されていなかった結果、と言えばそうなのですが・・・最後まで自動改札機はおろか、一部の駅以外は切符の発売もなく、
他の西鉄線と軌間が異なるため旧型車両が活躍するなど、大都市近郊にあってローカル線の雰囲気を濃く残した区間でした。
写真は、300形（前から357-327-307）。

Photo： Nishitetsu Miyajidake Line electric cars series 300(357-327-307)
at Miyajidake-Nishitetsu Fukuma, Fukutsu city Fukuoka Pref.JAPAN
11 Mar.2007 (This railway was closed on 1 Apr.2007)

扉写真の期間：'07.May.5〜Jul.22