神岡鉄道 最後の秋景色 神岡鉱山前―漆山にて
2006年11月末をもって廃止となった、「神岡鉄道」(岐阜県・奥飛騨温泉口駅―富山県・猪谷駅)の最後の秋景色です。
1984年の国鉄神岡線廃止後、第三セクター「神岡鉄道」として存続し、主に沿線の神岡鉱業の硫酸輸送を担ってきました。
しかしもともと乗客は少なく、2004年には硫酸をはじめとする貨物輸送がトラック輸送に転換され、
この鉄道の大きな目的であった貨物輸送を失ったことからこの度、廃止に至ってしまいました。
ただ廃止決定後に、観光目的の保存鉄道として路線を残す方針を飛騨市長が表明し、一縷の期待がもたれています。
この鉄道、山深い場所を走るためその6割以上がトンネルで、「奥飛騨の地下鉄」とも呼ばれていました。
列車が地上に現れる場所は少なく、それゆえ撮影ポイントも限られてしまうことから、ファンにはよく知られた場所からの撮影となりました。
しかし、この鉄道の一番素晴らしい季節に撮影ができたことだけは、幸運でした。
photo:Kamioka Railway…The Last Autumn
(This railway was closed on 1 Dec.2006)
Kamioka Kozanmae
stn.-Urushiyama stn.
23 Nov.2006 Gifu Japan
扉写真の期間:'06.Dec.3〜Dec.31