Top-photo Gallery



フランス・リール郊外の保存トラム(Tramway touristique vallee de la Deule)

パリ北駅からTGVで北に約1時間。フランス北部、ベルギー国境近くにある都市、リール(Lille)。
市内中心部から路線バスで20分ほどのMarquette地区の運河沿いに、フランス唯一の保存トラムのための路線があります。
これは多くの保存鉄道の事例と同様、愛好家たちが1968年に設立した団体、"AMI TRAM"によって運営されています。
路線は、Marquette lez Lille-Wambrechiesの3kmですが、訪問時はWambrechies側の一部が運休していたため、
実質2km足らず。しかし、旧いトラム2両と馬車トラム1両の計3両が、観光客を乗せ短い路線を往復していました。
車庫内には、架線に電力を供給する電源室があり、20世紀初頭に活躍したトラムの他、
旧型のバスやトロリーバス、トラックなどのコレクションが展示されています。
写真の420号は1910年製。元・ELRT(L'electrique Lille-Roubaix-Tourcoing,通称Mongy)で、
リール市内および近郊線で活躍した電車です。しかし、修復作業には9,000時間も費やした、とか。

photo: preserved tram operated by AMI TRAM
Tramway touristique vallee de la Deule
Lille,France,17 Sep. 2006

扉写真の期間:'06.Nov.3〜Dec.3

prev.to INDEX