フランス篇(1) アルプスの麓の私鉄と元鉱山鉄道の観光列車
at LA VESUBIE
Chemin de fer de la Provence(Provence Railway)
'86 Mar.16
フランスは、私のヨーロッパ私鉄撮り歩きのデビュー(?)地となった国です。 1986年。ニースでのツアーの自由時間、まち歩き中に見つけたのが、このプロバンス鉄道・ニース駅でした。 プロバンス鉄道(Chemin de fer de la Provence,CP) ニース(Nice)―ディーニュ(Digne)間、約150kmを走る長大路線です。 ニースのまちの隅にたたずむ、古い駅舎に魅力を感じました。 列車本数は頻繁でありませんが、駅に置かれていた時刻表を見たところ、交換駅のLa Vesubieで折り返せば適当な時間で戻ってくることが可能ということがわかり、乗車することにしました。 早速一人旅気分になったまで良かったのですが、切符の入手からしてフランス語がわからず・・・会話集を頼りながら、何とか撮影小旅行を終えました。 (追記) 2006年9月、念願かなって20年ぶりにプロバンス鉄道を訪問、全線乗車をしてきました。 車両の塗装の変化や、CPニース駅の変貌ぶりをご覧ください。CLICK ラ・ミュール鉄道(Chemin de fer de La Mure,SGLM-G)(1) この鉄道はグルノーブル郊外のSt. Georges de Commiers(サンジョルジュ・ド・コミエ)―La Mure(ラ・ミュール)間、約30kmを走る、元・炭鉱鉄道です。 年代モノの電気機関車が牽くこれも年代モノの客車列車で、壮観な山や谷の風景を眺めつつ走ります。 女性ガイドが添乗し、展望が開けた橋の上では停車しての撮影タイムがあったり、また途中駅(2)ではお土産(蜂蜜)の販売があるなど、かつての炭鉱鉄道も現在は観光鉄道として活躍中です。 ただ注意すべきは、他の乗客は観光バスか車でサンジョルジュ・ド・コミエまで来て、この鉄道に1往復乗車して帰っていきます。 私は一人、帰りのグルノーブル行きSNCFのローカル列車が来るまでの数時間を、他に何もない当地で過ごすことになってしまいました。 列車で行かれる方は、帰りの列車時刻などを確認のうえ訪問することをお勧めします。 (1)正確にはLe Chemin de Fer de Saint-Georges-de-Commiers a La Mure et Gap ,略してSGLM-G。 (2)La MOTTE d’AVEILLANS駅 |