サイト1周年を迎えた今年の旅の訪問国は、ドイツ。自分にとっては東西統一後、初めての訪問です。
早速ネットでドイツの鉄道を検索、絵になる鉄道を探し訪問地を選びました。
検索した中で、最初に「ここは行っておきたい!」と思ったのが、今回ご紹介する、ボン郊外の「ケーニッヒスヴィンター」の登山電車"Drachenfelsbahn"と、北海に浮かぶオストフリージア諸島(Ostfriesische
Inseln)の「島鉄道」(Inselbahn)でした。
"Drachenfelsbahn"は、ボン郊外・ケーニッヒスヴィンターのライン川を見おろすドラッヘンフェルズ(竜岩)山に登る、リッゲンバッハ式(梯子状)のラックレールを使う登山電車です。
観光客を乗せた緑色の電車がラックレール独特の音を響かせ、山頂と麓を上り下りします。
ここへはボン中央駅からトラム66番(地下に発着、通称"Telekom Express")で比較的簡単に行けるので、ボンやケルンからなら、少し時間があれば足を伸ばすことも可能です。(Koenigswinter-Faehreが最寄停留所)
オストフリージア諸島の島々はビーチが美しい風光明媚な国立公園で、多くの観光客で賑う場所です。
しかし日本では詳細情報が見つからず、次のサイト以外は、慣れないドイツ語をなぞりながらの情報収集でした。
(島に関する参考日本語サイト)
現在オストフリージア諸島のうち、地図で鉄道の存在を確認できるのは、Langeoog・Spiekeroog・Wangerooge、そしてこの度訪ねたBorkumの各島です。
Borkumの島鉄道は900ミリのナローゲージ。小さな2軸L型ディーゼル機関車が、9両(!)の荷物車・客車を牽き、船の発着に合せ港(Borkum
Reede)と島の中心地の間、約7.5キロを往復します。
今回Borkum島を選んだのは比較的交通の便がよく、時間的に後の日程に影響しないのと、保存車両が魅力的というのが理由でしたが、次回機会があれば、のんびりと他の島も含め訪ねたく思っています。
この蒸気機関車(燃料は石炭でなく石油だそうです・・・)のほか、現地情報ではレールバス「T1」(*)が動態保存されているそうです。夏の間、週1回程度定期的に運転しているそうですが、今回は残念ながら見ることはできませんでした。
このレールバスにも惹かれますし、Spiekeroogには馬車鉄道があるそうです・・・
*2009.6訂正 リンク先の図面を確認したところ、”T1”は単端式ではありませんでした。訂正とお詫びをいたします。
しかし、車両両端にエンジンが突き出た、ユニークな形状のレールバスです。
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