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ベルギー 夏の海沿いを走る「海岸トラム」
Oostende Ravelingen付近にて
ベルギーは、かつて「トラム大国」であった歴史を持つ国です。先にご紹介した「ロブ・トゥアン歴史トラム」は、
かつてベルギーの地方を網の目のように結んだ大規模トラム路線網の一部が、保存鉄道として利用されているものです。
そして、ここにご紹介するのは「海岸トラム」。今年、開業125周年を迎えました。更新により当初通りの路線でないものの、
これもベルギーに存在した大規模トラム網の名残と言えます。
路線は北海の海岸沿いのまちKnokke-Oostende-De Panne(仏国境近接)を結び、これらでSNCB(国鉄)線と接続しています。
この路線の距離は、トラム単独路線としては世界最長級の69km、全線通しで乗車すると所要時間は約2時間21分です。
フランドル地方の交通機関を運営する"De Lijn"により運行され、運転間隔は夏季で約10分、冬季でも20分と比較的頻繁です。
(Thomas Cook Table404より)
沿線風景は写真のような海を望む場所だけでなく、商店が並ぶ市街地・住宅街・郊外など、長い距離の分だけバラエティ豊かです。

Photo:De Kusttram(Belgian Coastal Tram,Operated by "De Lijn")
at Oostende Ravelingen,Belgium Jul.23 2008
扉写真の期間:'10 Jul.18〜Aug.15



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